ISO規格とJIS規格の良いとこ取りの脱落防止ナット

緩ませないナット

  • ダブルナット構造
  • 凸凹状の噛み合せ
  • 独自形状


大型トラックの車輪脱輪事故が激増中!

国土交通省では、令和4年10月1日~令和5年2月28日の期間、2018年9月30日以前に登録された大型車約38万台を対象に、「大型車の車輪脱落事故防止キャンペーン」を実施。

 

車輪脱落事故の発生原因

○タイヤ交換時の作業不備

 ①規定の締付トルクで締め付けられていない。

 ②ホイール・ボルト、ホイール・ナット及びホイールの錆、ゴミの確認、清掃が不十分

 

〇タイヤ交換後の保守管理の不備

 ①増し締めが行われていない

 ②日常点検・定期点検時のホイール・ボルトの緩みの点検が不十分

 ③規定の締付トルクで増し締めがされていない

 ④増し締めの実施時期(距離)が遅い

締付トルクと軸力の関係

ボルト締付トルクとは、タイヤを固定するためにボルトを締める際に適用する回転力のことです。このトルクは、ボルトが正しく締まっていることを保証し、安全な運転に不可欠です。

 

軸力とは 、ボルトを通じてタイヤとホイールに発生する圧力(ホイールをはさむ力)のことで、ボルトの締め付けによって生じます。軸力が適切でないと、タイヤが緩んだり外れたりする可能性があります。

上図は、ボルト締付トルクと軸力は直接的な関係を表しています。

かけたトルクのわずか1/10しか軸力に変換されていません。残りの10%が軸力に変換されています。

 

注意すべきは、座面摩擦・ネジ面摩擦です。古くなりサビが増えることで、この摩擦抵抗があがると既定のトルクで締め付けても軸力に変換される率が落ち、必要な軸力が得られなくなる可能性が発生します。

 

トルクが増加すると軸力も増加し、タイヤの固定が強くなります。しかし、トルクが過剰になるとボルトやホイールに損傷を与える可能性もあります。
タイヤ交換時の作業不備にあるように②の作業時のホイール・ボルト、ホイール・ナット及びホイールの錆、ゴミの確認、清掃が重要となります。

推奨されるトルク値を守ることが重要ですが、それ以前にサビ等への事前対策が前提条件となります。

 

 タイヤのボルト締付トルクは、軸力を適切に管理し、タイヤの安全な固定を実現するために重要です。

適切なトルク値で締め付けることで、安全かつ効果的なタイヤの取り付けが可能になります。

ネジの「非回転ゆるみ」に強いナット

 

 大型車の車輪脱落防止を防ぐため、いろいろな

 既存技術を組み合わせ、車輪脱落対策に特化し

 たナットです

  • ダブルナットの上下を、テーパー形状(凸凹)で嚙み合わせ
  • テーパー形状(凸凹)の内面に、こう配をもたせた構造
  • さらに、上部のナット部を、僅かに楕円形にして緩み止め効果を上げています

ナットは何キロトルクで締め付けできますか

下部ナット600-650トルク上部ナット200トルク

   

 ナットの大きさは

                      

下部ナット33ミリ上部ナット33ミリ

 

全ての大型トラック用ナットに取り付けできますか

ISO規格ナット専用です

 

取付時の注意

 

ハブボルトネジ部が出る様に装着お願いします。
上部のナットが締まりません


本製品は大型トラックタイヤISOのホイール取付け用のダブルナットです。

  • 脱落防止機能として「ゆるみ」を抑える構造をもつISO規格ナットを新たに開発しました。
  • ナット構造は、ダブルナットを採用し、下部ナット凸型と上部ナット凹型を噛み合わせ双方の食い込むによりゆるみの発生を抑えます。さらに、下部凸型を偏芯することで、強力に密着させ緩み難い構造とし「ゆるみ」の原因を取り除きます。
  • 2022年度は大型トラックタイヤの脱落は年間140件在り10年前より10倍増えています。
    悲惨な事故を無くす為に、脱落防止ナットを開発しました定期的な増し締め(緩みチェック)が事故防止には必須ですが、増し締めにも技術が必要です。「初期なじみ*」や古くなったナットの場合など細心な注意が必要とされます。人による点検とナット構造そのものの見直しが事故撲滅には必要であり、「ゆるみ難いナット」が求められています

*初期なじみとは、大型車のタイヤを固定するネジやナットに付いているサビやゴミなどの凹凸が、走行中に摩擦で平らになってしまうことで、ネジやナットが緩みやすくなる現象

 

原理・製法(ポイントのみ) 

  • JISナットとISOナットの良いとこどりを利用したダブルナット構造
    凹凸二種類のナットで構成されており、凸ナットに偏心加工を施してゆるみ止めの役割を果たします。凹ナットを凸ナットのテーパーに沿って締め込むことで、ボルト軸方向に対して直角方向により強力なロック効果を発生させますJISナットがホイールの穴に食い込む原理です。